お客様各位
【12月1日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=148円01銭【08:35現在】
※N.Y.ダウ:35,950.89(+520.47)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8332(-52)
②午後売:8353.5
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.829(+0.043)
④金:2038.1(-9)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤75.96(-1.9)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1280円
②ロンドン午後:1280円
③N.Y.: 1300円
※ニューヨーク為替引値(円)
148.19-148.22(0.95円安-0.97円安)
【11月30日:昨日の状況】
※国内銅建値1300円 (11月27日より+10円)
《続・中国の通関》
※12月1日より中国の輸入通関基準が変わることになってい
て「クリーンな金属スクラップを廃棄物でなく製品として
扱う」という中国独自の通関ルールが少しだけ変わりそう
だと、一昨日コラムに書きました。
※先日行われたリサイクル環境推進部会(毎月1回開催)の
場でも、この話題、特にBirch Cliffの話になりました。
※山行き故銅として、日本の銅精錬所に納入されているISRI
規格のBirch Cliffは、昨日11月30日迄、中国輸入通関を通す
のは難しく、日本から中国に輸出されている量は限定的で
あったと考えています。
※中国に全く輸入されていなかったわけではないのですが、
少なくともBirch Cliffレベルの銅スクラップは「なんでもか
んでも通関可能」というわけではなかった。
※理由はBirch Cliffに銅以外の金属、錫やニッケル(何れも
鍍金分として)、真鍮、鉄などが含まれ、銅分割合が中国
輸入通関基準をクリアできなかった為です。
また、金属以外の異物も問題だったと思われます。
※先日も書きました通り、中国の輸入通関の現場には銅分
割合を計る機械があるわけではないので、通関の担当者が
見た目で判断し「これはダメ」と言う“可能性”のある荷物
を、日本から輸出するにはリスクがありました。
(仮に銅分97%をクリアしていても、見た目で撥ねられ、
シップバックされたら大変)
※ところがもし今後、Birch Cliffの類が中国の通関をスムー
ズに通るようなら、間違いなく日本から中国への銅スクラ
ップ輸出量は増えることになります。
※それだけでなく東南アジア諸国や中東から日本に輸入さ
れているBirch Cliffも、日本に入って来ないで、"Direct to
中国"となる可能性があります。
※その結果日本の製錬所がどの程度困るのか?は分かりま
せんが(製錬所は冷材として故銅を必要としますが、どれ
くらいの量が必要で、今現在潤沢なのか多いか少ないかは
不明)、日本の製錬所VS中国の製錬所で、Birch Cliffを取
り合うような構造になるのでしょうか?
蓋を開けてみないと分かりません。
おまけ
前回も触れましたが、鉄鋼新聞社さんだけでなく業界各紙
はこれに関連した記事を掲載されるはずです、詳細はそち
らで!
※雑線(ヤード持込):【11月30日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上